Uncategorized – MacPlanning LLC. http://localhost:8199 Tue, 10 Mar 2026 11:38:18 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.1 http://localhost:8199/wp-content/uploads/2026/03/numazu_gaki_logo-150x150.png Uncategorized – MacPlanning LLC. http://localhost:8199 32 32 【起業応援ブログ】費用ゼロでHTTPSの企業サイトを持つ方法 http://localhost:8199/free-https-website/ http://localhost:8199/free-https-website/#respond Tue, 10 Mar 2026 10:12:17 +0000 http://localhost:8199/free-https-website/

📅 実施期間: 2026年3月3日 〜 2026年3月5日(約2日間)
🤖 AIコーディングアシスタント(Antigravity)を活用し、GCPからCloudflareへの移行をわずか2日間で完了しました。

はじめに

「起業したいけど、ホームページの維持費が気になる…」
そう思っている方、多いのではないでしょうか。

有限会社Macplanningでは、以前 Google Cloud Platform(GCP)を使ってホームページを運用していました。WordPressをHTTPS対応にするためにGCPのロードバランサーを使用していたのですが、毎月約16,000円(約$107)ものクラウド費用がかかっていることに気づきました。

GCPの費用内訳月額(USD)月額(円換算)
ロードバランサー(フォワーディングルール5個分)$18.25約2,700円
ロードバランサー(プロキシインスタンス最低3台)$54.75約8,200円
Cloud SQL(MySQL db-f1-micro)$10.00約1,500円
Cloud Run(WordPress実行)$24.00約3,600円
合計$107.00約16,000円/月

※ 1ドル=約150円で換算。アクセスがほぼない小規模サイトでも、この固定費が毎月発生していました。

小規模な企業サイトに、そのコストは本当に必要なのか?

結論として、Cloudflareの無料サービスに移行したことで、月額のHP維持費を完全にゼロにできました。ドメイン代(年間数千円)だけで、HTTPS対応の企業サイトが運用できています。年間で約19万円の削減です。

この記事では、その具体的な方法と手順を、実体験をもとにご紹介します。


1. そもそも企業HPにいくらかかるのか?

一般的な企業HPの維持費を比較してみましょう。

方法月額費用の目安メリットデメリット
レンタルサーバー(Xserver等)1,000〜3,000円簡単・日本語サポート月額固定費がかかる
GCP(WordPress + LB + Cloud SQL)約16,000円高機能・スケーラブル設定が複雑・LBだけで約11,000円/月
AWS(EC2 + RDS + ALB)10,000〜20,000円高機能同上
Cloudflare Pages0円無料SSL・CDN・高速静的サイト向け
Wix / Squarespace1,000〜3,000円ノーコードカスタマイズに限界

結論: シンプルな企業HPなら、Cloudflare Pagesが圧倒的にお得です。

💡 GCPやAWSは大規模サービス向けに設計されており、小規模HPにはオーバースペックです。特にロードバランサーは、使っていなくても月額約11,000円の固定費が発生します。


2. 当社の実体験 — GCPで毎月数千円を払っていた

GCPの構成と問題点

有限会社MacplanningのHPは、以下のようなGCP構成で運用していました:

ユーザー → IONOS DNS → GCP ロードバランサー → Cloud Run(WordPress)

この構成の問題は、ロードバランサーの存在です。

GCPのロードバランサーは稼働しているだけで課金されます。具体的には:

  • フォワーディングルール: 最初の5個で $0.025/時間 → 月額約$18.25(約2,700円)
  • プロキシインスタンス: 最低3台で $0.025/台/時間 → 月額約$54.75(約8,200円)
  • ロードバランサーだけで月額約$73(約11,000円)

これにCloud SQL(データベース)約$10/月、Cloud Run(WordPress実行環境)約$24/月が加わり、月額合計は約$107(約16,000円)に。アクセスがほぼゼロの小規模サイトでも、この固定費が毎月発生していました。

💡 GCPでWordPressをHTTPS化するにはロードバランサーが必須。しかしこの「HTTPS化のためだけの費用」が月1万円超というのは、小規模HPには過剰です。


3. Cloudflareへの移行手順

実際に行った移行手順を、わかりやすくご紹介します。所要時間は約半日でした。

ステップ① Cloudflareに無料アカウントを作成

  1. cloudflare.com にアクセス
  2. メールアドレスでアカウント作成
  3. 無料(Free)プランを選択
  4. 管理したいドメイン(例: macplanning.com)を追加

✅ Cloudflareは企業としても信頼性が高く、Freeプランでも十分な機能が使えます。

ステップ② ネームサーバーを変更する

ドメインを管理しているサービス(当社の場合はIONOS)で、ネームサーバーをCloudflare指定のものに変更します。

設定するネームサーバー:

  • Cloudflareの管理画面で表示される2つのネームサーバーをコピー
  • ドメイン管理画面で、既存のネームサーバーを上記に変更

変更後、DNS伝播には最大24時間かかりますが、多くの場合1〜2時間で反映されます。

ステップ③ HTMLでサイトを作成

企業HPに必要なのは、実はシンプルなHTML/CSSだけです。以下のような構成で十分です:

my-website/
├── index.html          ← トップページ
├── company.html        ← 会社ご案内
├── product.html        ← プロダクト紹介
├── contact.html        ← お問い合わせ
├── privacy-policy.html ← 個人情報保護方針
├── css/
│   └── style.css       ← デザイン
└── images/
    ├── logo.png
    └── hero.jpg

💡 WordPressのような高機能CMSが不要な場合、HTMLファイルだけで十分です。
無料のHTMLテンプレートも多数あります(HTML5 UP、Bootstrap Templates等)。

ステップ④ Cloudflare Pagesにデプロイ

サイトをCloudflare Pagesにアップロードします。

方法A: 直接アップロード(一番簡単)

  1. Cloudflareダッシュボード → Pages → 「Create a project」
  2. 「Direct Upload」を選択
  3. サイトの全ファイルをドラッグ&ドロップ
  4. 数秒でデプロイ完了!

方法B: GitHubと連携(推奨)

  1. GitHubにリポジトリを作成
  2. HTMLファイルをプッシュ
  3. Cloudflare Pages でGitHubリポジトリを選択
  4. 以降、git push するだけで自動デプロイ

ステップ⑤ カスタムドメインを設定

  1. Cloudflare Pages のプロジェクト設定
  2. 「Custom domains」→ ドメイン(例: macplanning.com)を追加
  3. DNSレコードが自動設定される

これだけで、HTTPS対応のサイトが公開されます!

ステップ⑥ 旧サービスのリソースを削除

GCPなど旧サービスのリソースを削除して、課金を完全に停止します。
当社では以下を削除しました:

  • ロードバランサー
  • 外部IPアドレス
  • SSL証明書
  • Cloud Armorポリシー
  • Cloud DNSゾーン

4. 移行結果 — 月額¥0を実現

項目Before(GCP)After(Cloudflare)
ロードバランサー約$73/月(約11,000円)不要(¥0
データベースCloud SQL 約$10/月(約1,500円)不要(¥0
アプリ実行環境Cloud Run 約$24/月(約3,600円)Cloudflare Pages(無料
SSL(HTTPS)GCPマネージド(LBに含む)Cloudflare(無料自動発行
CDN(高速化)なしCloudflare CDN(無料・世界中に配信
DNSIONOSCloudflare DNS(無料
DDoS対策Cloud Armor(追加課金)Cloudflare(無料で標準搭載
月額合計約$107/月(約16,000円)¥0/月

🎉 年間の節約額は約19万円($107 × 12ヶ月)。起業初期には非常に大きな違いです。


5. こんな企業サイトならCloudflareがピッタリ

Cloudflare Pages が向いているケース:

  • ✅ 会社概要、サービス紹介、お問い合わせページがあれば十分
  • ✅ ブログ記事の更新頻度が月に数回程度
  • ✅ ECサイトやログイン機能が不要
  • ✅ アクセス数が月間数千〜数万PV程度

逆に向かないケース:

  • ❌ ECサイト(商品の購入・決済機能が必要)
  • ❌ 会員制サイト(ログイン機能が必要)
  • ❌ 大量の動的コンテンツ(データベース連携が必須)

多くの中小企業・スタートアップのHPは、前者に該当するはずです。


6. まとめ — 起業するなら、HPの費用は最小限に

起業を考えている方へのメッセージ:

  1. HPに毎月数千円も払う必要はありません
  2. Cloudflare Pages + 独自ドメインで、HTTPS対応の企業HPが月額¥0
  3. ドメイン代(年間1,000〜2,000円程度)だけで運用可能
  4. SSL(HTTPS)は無料で自動発行 — 専門知識不要
  5. 世界中のCDNで高速配信 — 専門知識不要

HPの費用を削減して、その分を本業の成長に投資しましょう!


必要なもの・費用まとめ

必要なもの費用備考
独自ドメイン年間1,000〜2,000円IONOS、お名前.com等
Cloudflareアカウント無料Freeプランで十分
HTMLファイル無料テンプレート利用も可
合計年間約1,000〜2,000円月額換算100〜170円

この記事は有限会社Macplanningの実体験をもとに執筆しました。
不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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【起業応援ブログ】AIと一緒にEDIシステムを作ってみた http://localhost:8199/edi-system-with-ai/ http://localhost:8199/edi-system-with-ai/#respond Tue, 10 Mar 2026 10:13:04 +0000 http://localhost:8199/edi-system-with-ai/

📅 開発期間: 2026年2月4日 〜 2026年3月3日(約1ヶ月)
🤖 AIコーディングアシスタント(Antigravity)を活用し、プログラミング経験がなくても約1ヶ月で本番運用可能なシステムを構築しました。

はじめに

起業すると避けて通れないのが事務作業です。

毎月の注文書を作成し、メールで送り、注文請書を受け取り、請求書を発行して…。取引先が増えるほど、この手作業は膨大になります。

有限会社Macplanningでは、この事務作業を効率化するためにEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)システムを、AIの力を借りて自社開発しました。

「え、システム開発って数百万かかるんじゃ…?」

いいえ。AIコーディングアシスタントを使えば、プログラマーでなくてもシステムが作れる時代になりました。この記事では、その過程を順を追ってお伝えします。


1. きっかけ — 毎月の事務作業がつらい

こんな悩みがありました

  • 📄 毎月の注文書を取引先ごとにExcelで作成してメール送付
  • 📄 取引先から注文請書をメールで受領
  • 📄 月末に請求書を作成して送付、または取引先から受領
  • 📁 これらの書類を電子帳簿保存法に対応して保管する必要がある
  • 📧 メールでのやり取りが煩雑で、「あの書類送りましたか?」の確認が頻発

理想の姿

【Before】メールと手作業の往復
自社 → メールで注文書送付 → 取引先
自社 ← メールで注文請書受領 ← 取引先
自社 → メールで請求明細送付 → 取引先
(毎月、取引先の数だけ繰り返し)

【After】EDIシステムで自動化
自社 → システムで注文書を発行(ワンクリック)
取引先 → ポータルにログインして注文書を確認・承認
→ 注文請書が自動生成
→ 月末に請求明細が自動掲載
→ 書類は全て法対応で自動保存

2. なぜAIで自社開発を選んだのか

選択肢の比較

方法費用カスタマイズ性開発期間
SaaS(BtoBプラットフォーム等)月額数万円〜低い(決まった機能のみ)すぐ使える
システム開発会社に外注数百万円〜高い数ヶ月〜
AIと一緒に自社開発ほぼ無料完全カスタム数週間〜

AIコーディングアシスタントとは

最新のAI(Claude、GitHub Copilot、Gemini等)は、自然言語で「こういうシステムを作りたい」と伝えるだけで、プログラムのコードを生成してくれます。

  • 💬 「注文書を管理するWebアプリを作って」
  • 💬 「取引先がログインして注文を承認できるようにして」
  • 💬 「PDF形式で注文書を自動生成して」

こんな指示を出すだけで、AIがコードを書いてくれるのです。

💡 もちろん、全くのプログラミング未経験だと難しい部分もあります。しかし、基本的なITリテラシーがあれば、AIのサポートで十分実現可能です。


3. 作ったシステムの全体像

EDI-MP(EDI MacPlanning)の機能

機能説明
パートナー登録取引先がオンラインで会社情報・振込先を登録
注文書の自動発行管理画面からワンクリックでPDF注文書を生成
オンライン承認取引先がポータルで注文内容を確認・承認
注文請書の自動生成承認と同時にPDFの注文請書を自動作成
請求明細の掲載月末に請求データを公開、取引先がDL可能
自動メール通知注文発行時・請求確定時に自動通知
進捗ダッシュボード未確認の取引先が一目でわかる一覧
電帳法対応SHA256ハッシュで改ざん防止、7年間保存

技術スタック

項目技術選定理由
フレームワークDjango(Python)AIが得意・情報が豊富
データベースPostgreSQL業務システムに適した堅牢性
PDF生成ReportLab注文書・請求書のPDF自動生成
サーバーDocker + NAS自社NASでホスティング(費用ゼロ)

4. 開発の過程 — AIとの共同作業

Phase 1: 要件定義

まずAIに「こういうシステムが欲しい」と伝えました:

「毎月の注文書・注文請書の作成とメール送付、取引先からの請求書回収を自動化する取引先ポータルを作りたい」

AIが要件定義書を自動生成。業務フローを一緒に整理しました。

Phase 2: 基本設計・DB設計

  • データベースのテーブル設計
  • 画面の一覧・遷移図
  • ユーザー権限の設計(管理者と取引先)

Phase 3: 実装

AIに画面ごとに指示を出して実装:

  1. ログイン・認証機能 — 取引先ごとのアカウント管理
  2. 注文管理画面 — 下書き → 正式発行 → 承認のワークフロー
  3. PDF自動生成 — 注文書・注文請書のPDFテンプレート
  4. ダッシュボード — 進捗状況の一覧表示
  5. メール通知 — 各イベントでの自動通知

Phase 4: コンプライアンス対応

  • 電子帳簿保存法: 承認されたPDFをSHA256ハッシュ付きで永続保存
  • インボイス制度: 適格請求書発行事業者番号(T番号)のバリデーション
  • 事務処理規定: 電子取引データの訂正・削除防止ルールを策定

Phase 5: NASデプロイ

自社のQNAP NASにDockerでデプロイ。クラウドの月額費用なしで運用可能に。


5. 現在の状況と次のステップ

現在のステータス

項目状態
システム開発✅ ほぼ完成
NASデプロイ✅ 完了
運用テスト🔄 準備中
取引先への展開⬜ 今後

システムはほぼ完成していますが、まだ実運用には至っていません。現在は運用テストの段階です。テストが完了したら、取引先に実際に使っていただく予定です。

今後のブログ予告

  • 運用テストの結果報告
  • 取引先のリアクション
  • AIで改善を続ける日々

6. まとめ — 起業家へのメッセージ

AIで業務システムを作るメリット

  • ✅ 開発費用がほぼゼロ — AIコーディングアシスタントの利用料のみ
  • ✅ 完全カスタム — 自社の業務に完全にフィットするシステム
  • ✅ 自分で改善できる — 機能追加も修正もAIに相談するだけ
  • ✅ NASで運用すればクラウド費用もゼロ

注意点

  • ⚠ 全くのIT未経験だと難しい部分がある
  • ⚠ 要件の整理(何を作りたいか)は人間がやる必要がある
  • ⚠ テストと運用は慎重に(特にお金が絡む業務システム)

伝えたいこと

「プログラマーじゃなくても、AIと一緒なら業務システムが作れる」

これは数年前には考えられなかったことです。起業家にとって、事務作業の効率化は本業に集中するために不可欠。AIという強力なパートナーを活用して、面倒な事務作業から解放されましょう。


この記事は有限会社Macplanningの実体験をもとに執筆しました。
EDIシステムの運用開始後、続報をお届けする予定です。

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【起業応援ブログ】法人登記変更は自分でできる http://localhost:8199/company-registration-change/ http://localhost:8199/company-registration-change/#respond Tue, 10 Mar 2026 10:13:00 +0000 http://localhost:8199/company-registration-change/ !タイトル

はじめに

会社を復活させたとき、真っ先にぶつかった壁が「登記変更」でした。

有限会社Macplanningは休眠状態から復活させた会社です。GMOあおぞら銀行の法人口座を開設するために、登記情報の「目的変更」が必要になりました。

普通なら司法書士に依頼するところですが、自分でやってみることにしました。本社が遠隔地にあるため、法務省の「申請用総合ソフト」を使ったオンライン申請に挑戦。結果としてはなんとか成功しましたが、その道のりは想像以上に険しかったです。

この記事では、同じように登記変更を自分でやりたい起業家のために、実体験をもとにハマりポイントと手順を共有します。


1. なぜ自分で登記変更するのか

方法費用手間
司法書士に依頼数万円〜10万円程度書類を渡すだけ
自分でオンライン申請登録免許税3万円 + ICカードリーダー約3,000円かなり大変だが可能
自分で法務局に出向く登録免許税3万円書類を持参・待ち時間あり

💡 司法書士の報酬を節約できれば、その分を事業に投資できます。ICカードリーダーはAmazonで約3,000円で購入できます。ただし、覚悟は必要です。


2. 前提条件 — これがないと始まらない

必須のもの

  • Windowsパソコン(Mac・Linuxは非対応!)
  • マイナンバーカード(電子署名に必要)
  • ICカードリーダー(Amazonで約3,000円で購入可能)

!前提条件

⚠ 最大の落とし穴: 法務省の「申請用総合ソフト」はWindows専用です。Macユーザーは郵送か法務局への直接訪問になります。仮想環境(Parallels等)でも動作しますが、ICカードリーダーの認識に問題が出ることがあります。


3. 登記変更の2つの方法

法務省のオンライン申請には、2つのツールがあります:

「かんたん登記申請」(登記ねっと)

できることできないこと
代表取締役の住所変更目的変更
役員の氏名変更商号変更
印鑑証明書の請求その他の複雑な変更
  • Macでも利用可能(Safari拡張機能)
  • iPhoneをICカードリーダーとして使える
  • UIは比較的わかりやすい

「申請用総合ソフト」

目的変更など複雑な登記変更に必須。 しかし…

特徴説明
対応OSWindows専用
UIお役所仕事をそのままデジタル化した設計
専門用語法律用語だらけで一般人には難解
ネット情報手順解説がほとんどない

!申請用総合ソフトの実態

正直な感想: エンドユーザー目線が完全に欠如しています。しかし、これを使いこなせれば司法書士の費用を節約できます。


4. 申請の全体の流れ

事前準備 → 申請情報の作成 → 添付書類の準備
    → 電子署名 → 送信 → 登録免許税の納付 → 登記完了

所要時間の目安

ステップ時間
事前準備(アカウント・ソフト設定)2〜3時間
必要書類の作成(議事録・株主リスト)1〜2時間
申請ソフトでの入力・送信2〜3時間
登記完了まで1〜2週間

💡 初めての場合、丸1日は覚悟してください。


5. 事前準備 — ここが一番ハマる

アカウント登録

  1. 法務省の「登記ねっと」でアカウント作成
  2. 申請者ID: 英数字11文字以内
  3. パスワード: 記号混在必須

ソフトのインストール

  • 「申請用総合ソフト」をダウンロード・インストール
  • JPKI利用者ソフト(マイナンバーカード読み取り用)もインストール

🚨 超重要!ICカードの設定

ここが最大のハマりポイントです。

「ICカードリーダの初期化に失敗しました」というエラーが頻発します。

解決方法:

  1. 申請用総合ソフトのメニュー →「オプション」を開く
  2. 「ICカードライブラリの登録」を選択
  3. 「公的個人認証サービス(個人番号)」を選択して適用
  4. ソフトを再起動

!ICカード設定エラーの対処

!ICカード設定の手順

⚠ この設定をしないと、電子署名のステップで必ず失敗します。ネット上にもこの情報はほとんどありません。


6. 必要書類の作成

目的変更には以下の書類が必要です:

株主総会議事録

変更内容を決議した記録。以下のような内容を記載:

  • 開催日時・場所
  • 出席株主
  • 議案: 定款一部変更の件(目的変更)
  • 変更後の目的一覧
  • 決議結果

株主リスト

株主の氏名・住所・持株数を記載した一覧。

!必要書類の例

💡 テンプレートは法務局のWebサイトで入手可能です。

当社の目的変更の実例

有限会社マックプランニングでは、以下のように定款の目的を変更しました(令和6年11月13日変更):

  1. 情報通信業に関するシステムの企画、開発、運用及びコンサルティング
  2. 製造業における生産管理システムの設計及び導入支援
  3. 商業に関するECサイトの構築及び運営支援
  4. 教育に関するIT研修及びセミナーの企画・運営
  5. サービス業に関するITソリューションの提供
  6. 前各号に附帯する一切の業務

⚠ 目的の記載は定款に記載する正式な文言です。銀行口座開設の際、事業内容と定款の目的が合致していることが審査されます。


7. 申請ソフトでの操作手順

①ログイン

登録したIDとパスワードでログイン。

!ログイン画面

②申請様式の選択

「商業登記申請書」→「目的変更等」を選択。

③会社情報の検索

オンラインで会社名を検索して特定。法務局の管轄を確認。

!申請書作成画面

④登記すべき事項の入力

「別紙」に変更後の目的を入力。

⑤添付書類の指定

作成した議事録と株主リストをPDFで添付。

⑥電子署名

マイナンバーカードをICカードリーダーにセットし、電子署名を行う。

⑦送信

申請データを送信。送信後、処理状況を追跡可能。

⑧登録免許税の納付

オンラインで納付(3万円)。納付完了後、法務局が審査を開始。


8. 構成の全体像

申請には複数のソフトウェア・コンポーネントが関わります:

コンポーネント役割
申請用総合ソフト申請データの作成・送信
JPKI利用者ソフトマイナンバーカードの読み取り
商業登記電子認証ソフト法人の電子証明書管理
ICカードリーダーカードのハードウェア読み取り
鍵ペアファイル暗号鍵の管理

!システム構成図

これらが正しく連携しないと申請できません。設定が複雑な分、1つずつ確実に進めることが大切です。


9. まとめ — 自分でやるメリットとデメリット

メリット

  • ✅ 司法書士の報酬(数万円〜)を節約できる
  • ✅ 登記変更の仕組みを理解できる
  • ✅ 次回以降は要領がわかっているので速くなる

デメリット

  • ❌ 初回は丸1日以上かかる
  • ❌ Windows専用のソフトが必要
  • ❌ ICカードリーダーの設定でハマりやすい
  • ❌ 法律用語の理解が必要

こんな人におすすめ

  • 💰 起業初期で経費を抑えたい
  • 🖥 Windowsパソコンがある(またはMacで仮想環境を構築できる)
  • 📋 今後も定期的に登記変更の可能性がある

10. 今後の予定

この記事は第1回として「目的変更」の手順をまとめました。今後のシリーズ:

  • 第1回: 代表住所氏名変更(かんたん登記申請で対応可能)
  • 第2回: 法人目的変更(本記事 — 申請用総合ソフトを使用)

💡 「かんたん登記申請」で済む変更であれば、Macでも対応可能です。まずは住所変更など簡単なものから試してみることをおすすめします。


この記事は有限会社Macplanningの実体験をもとに執筆しました。
情報は2024年11月時点のものです。法務省のシステムは更新される可能性がありますので、最新情報は法務省のWebサイトをご確認ください。

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